中世からの人々の中心地

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今回も引き続き、イタリアの世界遺産の1つ、シエーナ歴史地区についてご紹介します。

大聖堂と並び、シエーナ歴史地区を代表しているカンポ広場をご紹介します。
カンポ広場はシエーナの中心部にある中世の広場としてはヨーロッパで最大のものの1つです。
起伏の激しい地形に作られているため、扇状の形で扇の中心に向かって下り坂になっています。
13世紀以降政治の中心が市庁舎に移ると、条例によって景観を維持するため厳しく規制が行われるようになりました。
専門の役人の管理の下に、日々整備される広場にバランスがとれた建築を行った。
それにより現在ではその構造の完全さが評価されています。
市庁舎の影響は広場の周囲の建物だけでなく、広場にも及びました。
条例・判決の布告さらには公開処刑なども行われた支配空間でした。

しかし、広場は支配空間としてのみの存在では決してなく、市場による経済空間であり、
模擬戦などが行われるスポーツの場であり、賭博を行うことによる社交空間であり、
説教の場という宗教空間であるという極めて多機能な空間で、市民には欠かせない生活の中心でした。
市民の一番の楽しみとしてこの広場では年に2回シエーナのパーリオと言われる競馬が行われています。
これは広場を鞍や鐙を用いないで手綱のみを装着した馬で走るものです。
驚くことに競技では他の馬の手綱を引っ張る以外のあらゆる行為が認められていて、
談合なども処罰を受けないという決まりになっています。
この催しは記録に残っている限りでも13世紀から始まっているそうです。

これにて2回に渡りご紹介したシエーナ歴史地区のご紹介を終わりにしたいと思います。
イタリアに観光に行くことがあれば是非ともシエーナにも立ち寄ってみてください。

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